WEB活用の知識

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ホームページの新規立ち上げやリニューアル時に参考になる情報、
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ウェブサイト完成後のアクセスの推移と伸びるコンテンツの作り方

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ウェブサイトの評価には時間がかかる

やっと完成した自分のホームページ。でも、なかなか思うようにアクセスが集まらなくて不安に思っている方も多いと思います。

ウェブサイトを運営していく中で、ページを追加したりナビゲーションを改善したりしていると、どんな要因によって検索エンジンから評価されてアクセスが増え始めたのかというのはなかなか分かりづらい場合がほとんどです。

もちろん、積極的に改善をしたり、新しいページを追加していくことは、アクセスを増やすためにはとても大切なことなのですが、公開したばかりのサイトのアクセスが少ないのはまだGoogleに評価されていないだけかもしれません。

ウェブサイトは通常、完成後すぐには検索エンジンからのアクセスが集まらず、時間の経過とともに少しづつアクセスが増えていきます。

そこで、単純に時間の経過によるアクセスの変化を見るために、実験サイトを作成して一年ほど観察しました。

30ページほどのウェブサイトで2015年10月に完成し、その後まったく更新せずに放置して、アクセスの推移から時間の経過によってどのようにサイト(ページ)が評価されていくのかを見てみました。

このサイトで取り扱っているテーマは、季節や時間の経過による需要の変動があまりないと思われるものなので、ある程度は純粋に時間の経過によるサイトの評価の上がり方を見れるのではないかと思います。

時間の経過により評価を上げていったページ

公開後2ヶ月までのアクセス推移(2015年10月~11月)

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上の画像は公開後2ヶ月間の検索エンジンからのアクセスの推移を表したものです。

完成直後の10月・11月はまだアクセスもほとんどありませんでしたが、少ない中でもページAからのアクセスが全アクセスの1/3ほどを占めていました。

このページAは、他のライバルサイトには無いようなオリジナル性の高い情報を掲載していたために早い段階で効果が出てきたものと思われます。

公開後約半年のアクセス推移(2015年10月~2016年4月)

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ページAは公開後3ヶ月ほどは順調にアクセスを伸ばしていましたが翌年1月には頭打ちとなって、その後ほとんど伸びることはありませんでした。

しかしこの頃には、完成直後はほとんどアクセスが無かったページBページAとほぼ同じくらいのアクセスまで伸びてきていました。

ページBに掲載している情報は他の多くのライバルサイトも掲載している情報なのですが、このページのターゲットとしているキーワードは多くの人に検索されているために、上位表示されればアクセスが大きく伸びることを期待していたページです。

ページBようなビッグキーワードを狙ったページは、他のサイトよりも質の高い情報を掲載できていれば徐々に評価され、時間をかけて大きくアクセスを伸ばしていきます。

公開後約1年間のアクセス推移(2015年10月~2016年10月)

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4月以降もページBはぐんぐんとアクセスを伸ばしていきました。ページBに引っ張られるようにサイト全体のアクセス数も伸びていき、9月ころには新たにページCが大きくアクセスを伸ばしてきました。

最終的には一日に1500人ほどが訪れるサイトに成長しましたが、その内訳を見てみるとページBページCだけでサイト全体の80%近くを占めるアクセスを獲得しています。

ページAに関しては1月からわずかに伸びてはいるものの、ページBページCに比べると変動はあまり見られなく、このページで設定したキーワードで得られるアクセスの限界に達していると思われます。

この結果から、ある程度予想通りではあるのですが、即効性を求めるならオリジナル性の高いコンテンツ、アクセス数を多く稼ぎたいならビッグキーワードと呼ばれている多くの人に検索されている情報を掲載するのが効果的であることが分かります。

ただし、ビッグキーワードはライバルとなるサイトも多いので、結果が出るまでにそれなりの時間がかかる上に、必ずしも上位表示されるとは限りません。

実験サイトがアクセス増加に成功した要因

わずか30ページのウェブサイトで月に4万人のアクセスを取ることができるようになったので、集客できるサイトとしては成功したのではないでしょうか。

このサイトで扱ったジャンルは、古くから運営している情報量の豊富なライバルサイトが検索結果の上位を占めていました。

ただ、ライバルサイトは古いままリニューアルせずに運営していたということもあり、情報が探しづらい、スマートフォンに対応していない等の問題があったので、対抗できる余地は十分にあると考えていました。

そこでスマートフォン対応はもちろん、重要な情報にアクセスしやすいような導線を組み込んだ設計をして、情報量は多くないが使いやすく分かりやすいサイトを目標に制作しました。

ライバルサイトでは充分ではなかった、画像を使った説明に力を入れたことも、徐々に評価されていった大きな要因だと思います。

その結果、たった30ページのサイトで公開後まったく更新していないのにもかかわらず、サイトが徐々に評価されて月間4万人を超えるアクセスを獲得できるようになったのだと思います。

集客できるウェブサイトを作るために

今回、実験サイトがうまくアクセスを伸ばせたのはページBページCというアクセスを大きく集めてくれるページを用意することが出来たからと言えます。逆に言えばこの2ページが無ければアクセスは1/5程度しか稼げなかったはずです。

今回はかなり極端な結果となりましたが、一部のページがそのサイトの大部分のアクセスを獲得しているという状況はよくあることです。

いかにしてこのようなページを多く用意できるかということになるのですが、ビッグキーワードを狙ってページを作ってもまったく上位表示されないこともありますし、思いもしなかったキーワードで予想外のアクセスを集めることもよくあることです。

経験や知識があればどんなコンテンツがアクセスを集めれそうか予測することも可能ですが、今回の実験からも分かるように結果が現れるまでにはある程度の時間が必要となりますので、まずはサイトへの入口となるページを可能な限り多く用意しておくというのはサイト運営の初期段階では重要です。

ページをある程度用意できていれば、アクセスが増えてきた段階でアクセス解析から様々なデータが得られるようになってきます。

今回は実験のためにあえて更新せずに放置していましたが、本来であればアクセス解析を元によく見られているページを割り出し、必要であれば情報を追加したりキレイに作りなおして商品購入やお問い合わせなどコンバージョンに繋がりやすいようにするなどの様々な改善案が見えてくるようになります。