WEB活用の知識

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既存のページを修正して簡単にアクセスを改善する方法

コンテンツが持っている集客力の限界

2016年に「ウェブサイト完成後のアクセスの推移と伸びるコンテンツの作り方」という記事を公開し、その中でテストサイトの2015年10月の公開から2016年10月までの約1年間のアクセスの推移をご紹介しました。

まずは、その後のテストサイトのアクセスの推移についてご紹介したいと思います。

10月の終わりから11月の初めにかけて少しアクセスが落ち込みましたが、その後、年末までには持ち直してきました。年末年始の短い期間にアクセスが大きく下がっていますが、これはコンテンツの内容からこの時期はアクセスが少なくなることは予想していたので問題はありません。

2017年に入ってから数ヶ月の間状況を見守っていたのですが、大きくアクセスが下がることもありませんでしたが、それ以上アクセスが伸びることもありませんでした。

テストサイトが完成してからページを追加することなく、大きな改善もしないまま、時間の経過のみでアクセスがどこまで伸びるかを見守ってきましたが、ここまでがテストサイトのコンテンツが持っている集客力の限界だと判断しました。

そこで、このテストサイトを使って新たな実験をしてみたいと思います。

アクセスを増やすためにはページを増やさなければダメ?

SEOについて書かれている記事などを読むと、「アクセスを増やすためにはページをたくさん追加しましょう」という情報をよく見ますが、もっと簡単にアクセスを増やす方法はないでしょうか。

私の作ったテストサイトでは30ページの内、2~3ページほどが全体のアクセスの80%を占めています。
つまり、10ページ新規で追加してやっと1ページアクセスを集めれるかどうかといったところなので、結構な労力を必要とします。

それよりも、すでにアクセスを稼いでいるページを改善した方が簡単にアクセスを増やすことができるのではないだろうかと考えました。
2017年3月の検索エンジンからのアクセスの内、4位以下のページのアクセス数の平均は約240件ですが、上位3位までの平均は約18,800件です。

がんばって新しい記事を書くよりも、すでにアクセスの集めているページをちょっと改善して数%でも増やすことができれば、新たにページを作るより効率的にアクセス数を増やすことができそうです。

記事の冒頭部分を改善することで直帰率を下げる

ネットで情報を探している人は、ページにアクセスして僅か3秒程度で自分の探している情報が有るか無いかを判断すると言われています。

ということは、記事の冒頭部分にどのようなことが書かれているかで直帰率に影響が出そうです。

そこで前回の記事でもご紹介した、テストサイトでアクセスを多く集めているページBページCの直帰率を少しでも減らすために、これらの記事の冒頭部分にページ内でどのような内容のものが書かれているかを記載しました。

また、サイト内にはページBページCのコンテンツに関連する他の記事もいくつかあるのですが、ページBページCにアクセスする人の多くはそのような関連する情報も欲している人が多いことは予想できたので、先程の冒頭部分の後に関連情報としてこれらの記事のリンクを載せました。

このような改善をすることで、自分の探している情報が無さそうだなと思って離脱してしまう人、また関連情報も一緒に探している人の離脱も防ぐことができそうです。

今回、改善した箇所は以上の2ヶ所だけです。今回の改善のポイントは、記事に新しい情報を追加したわけではなく、冒頭に記事の概要と他のページのリンクを載せただけです。とても簡単ですよね。

新しい情報を掲載したわけではないのに、アクセスを増やすことができるのだろうかと思う方もいるかもしれませんが、弊社では直帰率を減少させることは検索エンジンによるページの評価を上げるためには重要なことだと考えています。

たった1ヶ月でアクセスが激増

記事の冒頭部分を修正して1ヶ月で早くも効果が現れました。私の経験では、アクセスをある程度集めることができているページは効果が現れるのが早いような気がします。

下記のグラフを見ていただきたいのですが、修正完了後しばらくして急激にアクセスが伸びています。

各ページのアクセス推移を見てみると、ページBページC共に修正後アクセスが改善されているのが解りますが、それよりも注目すべきは新たにページDが大きくアクセスを伸ばしています。

このページDページBページCで関連情報としてリンクしたページになります。

そして、上記は検索エンジンからのアクセス数をグラフにしたものなので、ページBページCからリンクをクリックしてページDに到達した人はカウントされていません。ページDが検索エンジンから評価されて検索順位が上昇したことによるアクセス増加と言えます。

もちろんページBページCのリンクから訪れる人もかなり多いので、ページDは修正前に比べてかなり多くの人に見られるようになりました。

下記はサイトのアクセス推移に直帰率の変化を重ねたものです。水色の線が直帰率です。

直帰率は改善直後から効果がはっきりと現れ、改善前に比べて直帰率は大きく下がっています。

直帰率が下がったということは記事をしっかりと読んでくれる人が増えたということなので、商用サイトであればコンバージョンの向上にも効果が出ると思われます。

このように簡単な修正で大きな効果が期待できるので、アクセスが伸び悩んでいる人は既存ページを見直してみるのも良いと思います。

注意してほしいのは、ここで紹介した改善方法はすでにある程度のアクセスがある場合に効果がある方法なので、まだアクセスがほとんど無い場合には、記事の内容自体を改善したり、新しいページの追加をすることを優先するべきです。

ページ数もアクセス数もある程度はあるけど、頭打ちになってなかなか伸び悩んでいるといった方には大きな効果が期待できるので、既存の記事を見直してみる価値はあるのではないでしょうか。